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中国景況感やや悪化 製造業下振れなお強く 4月上海賃貸住宅アパマンショップベターハウス

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 【上海=河崎真澄】中国国家統計局が1日発表した4月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は50・1と、3月に比べ0・1ポイント悪化した。景気判断の分かれ目の50は2カ月連続で上回ったものの、輸出を含む受注で回復の力強さはみられず、経済の下振れ圧力がなお強いことが示された。

 3月のPMIは昨年7月以来8カ月ぶりに50を上回ったが、4月に改善の勢いが鈍った。習近平指導部が経済構造改革として取り組んでいる赤字垂れ流し「国有ゾンビ企業」の過剰生産設備や人員の削減が影響し始めたものとみられる。

 企業の規模別で、国有企業が大半の大規模企業で景況が0・5ポイント低い51・0となった。雇用情勢を示す項目は0・3ポイント下げて47・8となり、製造業が減産などに伴って雇用を減らしていることが裏付けられた。

 景気の先行きを示す新規受注指数は51・0と3月より0・4ポイント悪化。輸出による新規受注指数も50・1と0・1ポイント下げ、回復の道筋は見えてこない。PMIは中国の製造業約3千社の購買担当者の聞き取り調査から算出し、受注や生産などで50を上回れば拡大、下回れば縮小を示している。

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