30日に「2023都市商業魅力ランキング」が上海で発表された。評価対象となった中国大陸部の地級市(省と県の中間にある行政単位)以上の337都市のうち、「新一線都市」15都市だけを見ると、順位は上から順に成都、重慶、杭州、武漢、蘇州、西安、南京、長沙、天津、鄭州、東莞、青島、昆明、寧波、合肥となった。これにより成都は再びトップに返り咲いた。
「2023都市商業魅力ランキング」の指標体系の5大項目は、商業資源集積度、都市のターミナル性、都市住民のアクティブ度、ライフスタイルの多様性、今後の可塑性となっている。ランキングの5大項目とサブ項目は新一線都市研究所の専門家委員会が採点し、サブ項目からさらに細分化された項目の指標データは主成分分析法が採用された。
商業資源集積度は大手ブランドの人気度や都市の商業圏の実力、基礎商業のエネルギーレベルなどにスポットを当てている。都市のターミナル性は、都市間交通インフラやアクセス度、物流の円滑度、商業資源エリアセンター度指数から構成されている。都市の住民のアクティブ度指数は、消費や社会交流、ナイトタイムという3つの分野のアクティブ度を評価している。ライフスタイルの多様性は主に、外出フレッシュ度、消費の多様性、レクレーションの豊富度を評価している。今後の可塑性は、産業のイノベーションや人材呼び込み、消費のポテンシャル、都市の成長評価などを通して、都市の発展のポテンシャルを評価している。