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9月13日、澎湃新聞が掲載した記事「どうして日本には100年ブランドがこんなに多いのか」は、日本に100年以上続く老舗が多く残る理由について四つのポイントから解説している。
まず、家族経営によって生じる「子が父の事業を受け継ぐ」という強い世襲意識が、日本の商売社会に深く根ざしている点を挙げた。
次に、100年以上続く企業の約半数が小売業、4分の1強が製造業で、具体的には食品製造、化繊工業、家具製造、陶器製造などが多くなっているとし、「日常生活に密接に関わる伝統的な事業が、時代の流れの中で淘汰されることなく、常に人々に必要とされ続けてきた」結果であることと伝えた。
さらに、日本の企業が技術を学ぶことに精力を注いでいる点に言及。自らの仕事を一生ものであると考え、その技術を10年、20年、さらには一生かけて学び続けるという「匠の精神」を持ち、外部からの誘惑に流されることがないとした。
そして最後に、日本企業はある分野に特化、本業に専念する。
「総じて言えば、初心を忘れずに貫くこと。イノベーションは企業が成長するうえで大切な競争力となるが、当初の理念を貫き通すこともそれと同じぐらいの競争力になる」と結んだ。