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6月8日に世界銀行より発表した最新報告書「世界経済見通し」は、新型コロナウイルス感染症の打撃を受けて、2020年のグローバル経済成長率は-5.2％になり、第二次世界大戦後で最も深刻な経済の衰退になるとの見方を示した。
同報告は、国内需要、供給、貿易、金融に深刻な中断があり、20年は先進エコノミーの経済成長率が-7％になると予想される。うち、米国は-6.1％、ユーロ圏は-9.1％、日本は-6.1％。新興市場と発展途上のエコノミーは-2.6％と予想される。しかし中国経済は1％のプラス成長を達成する見込みという。
先進エコノミーは今年中頃に、新興市場と発展途上のエコノミーは今年の遅い時期に感染症が収束するとの仮定を前提に、世銀は21年のグローバル経済成長率は4.2％のプラス成長に戻ると予想する。このうち先進エコノミーは3.9％増加し、新興市場・発展途上のエコノミーは4.6％増加すると予想する。