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中国の人民元相場が今春以降、下落傾向をたどっている。英国がEU離脱決定後には、人民元は下落が強まった。市場関係者の間では「中国当局は混乱に乗じて、元安を容認するのでは」との見方が出始めた。
元安容認観測が、市場で根強い背景には中国の景気減速がある。内需も弱く、外需で補おうにも、政府内では、元切り下げによって輸出競争力を高めるべきだとの声が出ているとされる。今年1～5月の輸出は前年同期比7．3％減と低迷。